「日本の少子化問題は極めて深刻な事態である」
ニュースや新聞でなんとなくは聞いたことがありますよね?
2023年の現時点では、直接的には自分たちへの影響が出ていない為、よく理解していない人たちも多いのではないでしょうか?
「高齢者増えてんなー。」
くらいの感覚でしかない(笑)
この少子化問題がこれから私たちにどんな影響を与えるのか、少し解説してみたいと思います。
少子化とは
出生率の低下により、子供の数が少なくなること。
一般的には、出生率が、人口を維持するのに必要な水準を相当期間下回っている状況を「少子化」と定義しています。
少子化は何が問題なのか
1番の問題は労働力が低下し、経済が下降すると同時に増え続ける高齢者層を支えきれず、社会保障が破綻する危険があります。
具体的には次のような問題が予測されているそうです。
- 学校や病院がなくなる。
少子化が進むと、その地域で税金を納める人が減っていくということでです。
するとその自治体が運営している学校や病院、ごみの回収などの公共サービスが維持できなくなってしまう恐れがあります。
また鉄道やバスも、利用者が減れば路線を維持できなくなりますし、警察官や消防士などのなり手が不足し、地域を守る力が弱まっていくことも懸念されています。
私の地元でも小学校が統合されたり、バスが廃線になっています。
小学校って災害時の拠点であるため、地域の防災計画にも関わってきます。
- 4割が高齢者の時代になる。
子供の数が減り、高齢者の割合が増えることで、人口の構成比が変わってしまうことです。
65歳以上の高齢化率と支え方の変化
1970年 7%(65歳以上1人に対して15歳から64歳は9.8人 胴上げ型)
2020年 28.6%(65歳以上1人に対して15歳から64歳は2.1人 騎馬戦型)
2065年(推測) 38.4%(65歳以上1人に対して15歳から64歳は1.3人 肩車型)
1970年は、年金や医療などの社会保障を働く世代の9~10人で高齢者1人を支えている計算で「胴上げ型」といわれます。
2023年現在は、働く世代の2~3人が高齢者1人を支えている計算で「騎馬戦型」と呼ばれています。
2065年頃は推測ですが、働く世代の1人が高齢者1人を支えている計算で「肩車型」と呼ばれています。
少子化が改善しないとこんな未来が待っている。
このまま「少子化」が続き、本当に「肩車型」の未来が来たならば、働く世代の負担が今よりも確実に重くなっていきます。
また自分が年金をもらう年齢になったときに、年金や医療、介護といった今のような社会保障の制度が維持されていることも難しくなっている可能性が高いです。
介護を受ける側になっても「介護してくれる人がいない」という社会になっているかもしれません。
2022年1月1日時点での、日本の人口は1億2592万人でしたが、2021年1月1日と比べると72万人減っています。
72万人とは徳島県の全体の人口とほとんど同じです。毎年これぐらいの規模で人口が減っています。
少子化が進むと、子供を産むことができる女性の数が減っていくので、どんどん加速していっていしまいます。
ここまで少子化が進んでしまった原因は?
一番の原因は結婚する人の数が減っているということです。
1972年頃の婚姻数 109万9984組
2022年の婚姻数 51万9823組
日本のピークであった1970年頃に比べて半分以下になっています。
結婚しない人が増えている原因は?
やはり大きいのが「経済的な問題」です。
収入の低さや雇用の不安定さが要因です。
男性の場合は「年収が高いほど結婚している割合が高い」というデータもあり、
”結婚はぜいたく品”
と感じる人たちもいる状況です。
積極的に結婚をしたいと思わない理由を聞いた調査では、20代~30代の男女のおよそ4割が
「結婚生活を送る経済力がないから。仕事が不安定だから」
と回答しています。
おわりに
いかがでしょうか?
「少子化」が進んだ日本の未来はとても大変なものになるでしょう。
みんな結婚したくないわけではないんです。
不安が大きすぎるからできないんです。
私は2回結婚しているので言えることですが、これだけは言わせて下さい。
お金の問題は絶対になんとかなります。
どんな暮らしをするのかにもよりますが、今は夫婦2人で働くことが当たり前といわれるような時代です。
どうしても生活が苦しければ、国の保証制度に頼ることもできます。
大変なこと以上に、結婚して子供と過ごすことは素敵なことです。
このブログを通じて
「彼女ができた」
「結婚します」
という人がたくさん出ることを目標に更新していきます。
日本の課題である「少子化問題」改善のために、私は有益な情報を提供して行きます。
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